お茶でも飲みながら

日々の暮らしの出来事や思ったこと感じたことなど思いつくまま綴ってみます。

R-1開けて

スーパーで買ったものをエコバッグに入れているときのことです。


突然目の前にいたおばあさん(失礼!高齢のご婦人)が私の目の前にR-1の飲むヨーグルトを差し出したのです。


?  何?  くれるの?


と思ったら「これ、開けてくれない?」


そうか、固くて開けられないのね。


開けてあげたらその場で美味しそうにごくごくと飲み干し、お礼を述べショッピングカートを押しながらゆるゆると立ち去って行きました。



その間わずか数分。

いろんなことを考えさせられました。



家に帰っても一人暮らしでR-1を開けて飲むことができなければお店で親切そうな人(私?)を見つけ開けてもらうというたくましさ


それほど力が弱くなっても生きるためには自分でスーパーに食材を買いに来るという強さ


きっと普段の暮らしもできないことは助けを求め、できることは自力で淡々とこなしているのでしょうね。



私だってあと十年後、二十年後どうなっているかわかりません。確実なのは今より体力も気力も衰えているだろうということ。


年をとっていくのはみな同じ


できないことはできないと素直に認め、誰かに助けを求めること


でも、できることは人に甘えず淡々とこなしていこうとすること


そういう毅然とした老人(いや老婆か)になりたい、R-1のおばあちゃんと出会い私はそう思いました。