お茶でも飲みながら

日々の暮らしの出来事や思ったこと感じたことなど思いつくまま綴ってみます。

朗読の力 誕生祝い

月2回朗読教室に通い、かつてNHKの地方局のアナウンサーをしていた方にお世話になっています


先生の朗読はとてもステキで、いつもその世界に引き込まれてしまいます


その先生から聞いた話です


ある時一人の生徒さんから、お母さんの誕生祝いにお話(本の朗読)をプレゼントして欲しいという相談があったそうです


お母さんは100歳👵 86歳で両目を失明 右耳は聞こえず 左の聴力はわずか 食欲も元気もあまりないという状態でご家族は100歳のお祝いに悩んでいたのだそうです


でもそこでお話のプレゼントを思いつくなんてステキな家族だなあと思います😊



すぐにOkした先生は、まず訪問前にお母さんがどんな人生を送ってこられたかじっくり話を聞き喜んでもらえそうな絵本やお話を用意


そして本番

農家生まれとのことで季節の話題、田植えのお話をしたところ記憶の糸がつながったのか

お母さんの口から家族も知らなかったエピソードや聞き覚えのない名前などが次々に出てきたのだそうです


これにはご家族もびっくり😵

お母さんにとってもこの上なく嬉しいプレゼントになったことでしょうね



改めて思います😊 朗読の力ってすごいと


先生によると

昔の暮らしが思い出せる本や道具を提供して存分に懐かしんだり語り合ったりすると、気持ちが豊かになり自尊心も高まるのだとか


絵本は子どもだけのモノではないし(勿論小説や古典などでもいいのですが)それを朗読する、すなわち肉声で伝えることでさらに可能性が広がりそうです


私もそんな朗読ができるようになって、孫たちに読み聞かせをするのが目標です

(ここだけの話、読み聞かせのボランティアをするのが夢なのですが・・・)