読了「定年オヤジ改造計画」
図書館に通うようになりました。
今回借りてきたのはこの三冊
垣谷美雨、内館牧子とこれまでに何冊か読んでいる安定の?ラインナップです。
まず最初に読み終えたのは
「定年オヤジ改造計画」
タイトルがストレートで退職したばかりの夫の前では正直ちょっと開きにくかったです。
定年まで勤めやっと自由で楽しい暮らしが待っていると思ったのに...奥さんにはそばに来ると息苦しい(夫源病か)と言われ距離を置かれる夫。
決して悪い人ではないけれど、例えば
家事育児は女の仕事
女は全て母性愛のかたまり
三才までは母親が育てるべき等々
今だにこり固まった考えが変えられない、神話の中に生きるような昭和の男...
すっごくわかります。一時夫の両親と同居したことがありますが、義父は男が台所に入るなんてもっての他という考えを持っていました。義母を呼んでテレビのチャンネルを変えさせるのを見た時には(リモコンあったと思う)唖然としました。
そんな家庭で育った夫。食事のあと食器をそのままにして席を離れたのを見て、娘の婿どのはとても驚いたと後で聞きました。
でも今では食器を下げ洗うまでになりました。でも自分のだけ、あと少し努力が必要です。
作品の中の夫は少しずつ意識を変え、行動を変え、考えを変えていきます。これはなかなか難しく、周りの言葉に耳を傾ける素直さが必要だと思います。
無意識に女性蔑視発言をするMさんや○本さんはその考えがしみつき、多分変えるにはもう手遅れなのかもしれませんね。
娘たちの家庭を見ると家事も育児もごく自然に協力してやっているように見えます。私の時には考えられないことです。
でもこれが当たり前の社会になりますように
ムリなく実現する世の中になりますようにと願いながら読み終えました。
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