お茶でも飲みながら

日々の暮らしの出来事や思ったこと感じたことなど思いつくまま綴ってみます。

れんげ荘物語二冊読了

れんげ荘物語「働かないの」「散歩する猫」(群ようこ著)の二冊を一気読みしました。


可愛い表紙に誘われて?図書館から借りてきました。


主人公のキョウコはいい会社に勤め、いいお給料をもらい傍目には優雅に暮らしていたけれど・・・45歳で仕事をやめ家賃三万円の今にも壊れそうなれんげ荘で暮らしている。


一ヶ月の生活費は十万円(家賃込み!)

貯金を切り崩しながらの生活だけど、散歩をしたり図書館に行ったり。また時には刺繍をしたり、時々やってくるネコのぶっちゃんと遊んだりと気ままに暮らしている。


もちろん会社員時代のストレスからは解放されたけど、母親との確執とか自分の心身の変化とか悩みは尽きない・・・それでもれんげ荘の他の住人と心地よい距離を保ちながら、穏やかな日々が続いていく。



人が何をもって幸せ😃💕とするのか・・・

人それぞれの価値観があり、こういう形もあるのねと思いました。


私が四十代のとき仕事をやめて貯金生活者になるという選択肢はありませんでした。不安だしあまりにもリスクが大きい・・・第一そんなこと考える余裕すらありませんでした。


でも退職した今、仕事のストレスから解放され、ほんの少しの年金と貯金を切り崩して暮らしているのだからキョウコさんと近いものがあるかもしれません。


自由に使えるお金はこれしかない。それならと、ホントに必要なものは何かを考えムダを省くようになりました。

時間だけはたっぷりあるので本は図書館で借りるようになったし、お天気のいいときは気ままに散歩にも出かけられます。


今だからこそキョウコさんの気持ちもわかり親しみを感じるのでしょうか。