護られなかった者たちへ
アマプラで観る本年2作目は佐藤健主演の「護(まも)られなかった者たちへ」
とにかく重い、重い、心が締め付けられるような映画で佐藤健はずっと苦虫つぶしたような表情😣 でも観て良かった・・・ちなみに原作は中山七里とのこと
(画像お借りしました)
時は東日本大震災から9年目。仙台で全身を縛られ餓死させられるという連続殺人事件が起こるのです。一体誰が、何のために?
「震災は怪物だ」作品の中に出てくる言葉ですが、あの震災では想像を絶する悲劇、不幸がたくさんあったと思います。
震災直後の避難所で出会った若者、母を亡くした少女、おばあさんの三人が肩を寄せ合い何とか生きていこうとするのです。数年後にはそれぞれの暮らしができるも、心は家族のようにつながっていたのに・・・
震災(だけではないと思いますが)の後、私たちの知らないところで、護られることなく社会の片隅に追いやられたり、人知れず命を失ったりした人がたくさんいたのかもしれません。
誰かが誰かを全力で護りぬく、己を犠牲にしても護ろうとする、なかなかできないことですが究極の人間愛なのかもしれません。
心にズドンとパンチをくらい、その後切なくてまた心が痛くなる、そんな映画でした。と同時に人が人らしく生きるための「福祉」についても改めて考えさせられました。
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