お茶でも飲みながら

日々の暮らしの出来事や思ったこと感じたことなど思いつくまま綴ってみます。

お墓参りと地震のあと

昨日はお彼岸の中日、春分の日でした。


夫と二人、お墓参りに行きました。

花を供え 線香を手向け 手を合わせます。


昨日はお天気もよく

お参りの人もいつになくたくさんいて

お墓がなければまるでピクニックのよう。


あちらこちらから

お線香の煙が立ち上って

ご先祖様もさぞ喜んでいることでしょう。


ここには夫の父と祖父母が眠っています。

20数年前に亡くなった父は厳しい人でした。

(もちろん優しい所もありました)

祖母は何度か会っていますが

あまり記憶がありません(結婚1年目に逝去)

祖父に至っては夫が高校生の頃に亡くなり

会ったこともありません。


もちろんこの人たちがいたから

脈々と命がつながってきたから

今の私たちが元気でいられる

子ども、孫へと命が連鎖している


それはわかっているのですが

不意に自分の両親のことを思ってしまったのです。


10年前の1月に突然逝った母

その8カ月後

「せめて1週間位看病させて欲しかった」

という私の言葉を覚えていたのか

入院してちょうど2週間後(二人分?)

後を追うようにして逝った父


墓前で亡き両親に心ゆくまで語りかけたい

そんなふうに思ってしまったのです。


近くに住んでいればどちらにもお参りできるでしょうが、私の場合それは難しい。

お彼岸なんてもう何年も行ってない。


でも、そんな感情を抱いたことに

正直自分でも戸惑ってしまいました。


人って突然説明のつかない感情に襲われる

そんなこともあるものなのですね。



先月の地震ですごく揺れた痕跡は

お墓にもたくさんありました。

倒れた墓石を見るのは胸が痛みます。

お寺の石灯籠も倒れたままだし

お堂のガラスは割れてブルーシートが

かけられていました。



我が家(誰も住んでいない実家)の裏のブロック塀も悲惨なありさま。



でももっと暖かくなったら

何とか頑張って

前よりステキな塀にしようと思います。


庭の片隅にはこんな花も咲いていて

心がふんわり和みました。



前を向いて行かなくちゃ


そう思っていた矢先 


18時9分 

地震警報 震度4(震度5強の所も)


またか


それでも

へこんでばかり 落ち込んでばかり

ではいられないのですよね。