まだできることを楽しむ
「87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし」を読みました。あっという間の一気読み!忘れないうちに感想を記録しようと思います。
美智子さん(著者)はこう言います。
「毎晩寝るときに一番幸せを感じます。今日も1日元気で過ごせて、雨露をしのげる家があって、ぬくぬくと寝られるベッドがあって、本当にありがたいと思います。」と。
正直びっくりしました。私には今の暮らしが当たり前過ぎてこんなふうに感謝したことはあっただろうかと思いました。
戦争を体験し私たちには想像もつかない苦労をされたからこそ、今の暮らしのありがたみがわかるのでしょう。つまり生きること、暮らしに対する考え方のスタート地点が違うのですね。
87歳というご高齢・・・当然できなくなることも増えてくる。それならできることを楽しんでいこう。そんな前向きな姿勢があふれていて素晴らしいなと思いました。
それから65歳で専門学校に一年間通い調理師免許を取ったこと、とてもおしゃれで80歳でピアスをあけたこと。このエピソードも印象的です。私も何かチャレンジしたい!と思わされました。
実はピアスは以前ちょっと興味があったのですが、60過ぎて今さらね・・・と思っていたのです。ピアスに限らず、もう年だからとか後ろ向きなことは言わないで、やってみたいことがあったらやってみよう。えいっと背中を押された気分です。
最近「あんな風に年を重ねたい」と思えるようなステキな70代80代の方が増えて心強いです。だからこそぼんやりしていてはいけません。まずは自分自身がいろんなことに興味を持ち、いきいきと暮らしていきたいなあ・・・改めてそう思いました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。