ゆっくりどこかに行きたいねえ✨そんな言葉が口癖になっている私が最近読んだ本は「旅屋おかえり」（原田マハ　著）旅屋？何それ？ですよね。

やたらメルヘンチックで可愛い表紙❤️

売れないタレント、おかえりこと丘えりかは依頼人に代わって旅をする「旅代理人」。もともとはテレビの旅番組を担当していたのだが打ち切られ、次に始めたのが人の代わりに旅をする仕事だったのです。

そもそもは安藤サクラさんがおかえりを演じたNHKのドラマを見たのがこの作品との出会い。舞台は愛媛県内子町。町並みの美しさや美味しそうな名物など旅番組のようなワクワク感と、ドラマならではの人間模様の面白さにはまり原作の方も読んでみたというパターン。

満開の桜を求めて旅した秋田県角館、依頼人の姪を探しに旅した内子町。何だか自分も旅をしているような気分です。でも依頼人からのミッションもあるし、報酬を得るにはその成果を持ち帰らなければなりません。

それでも初めて訪れる街の光や風を感じ、風景に癒され、地元の人と言葉を交わし、美味しいものを食する。仕事かもしれないけど、何か生きてることを実感するような時間。

著者の原田マハさん自身いつも旅をしていて自称「フーテンのマハ」なんだとか。いいなあ、また言ってしまう「私もどっか行きたいなあ」と。

実は全国旅行支援とクーポンにひかれ、今月下旬札幌に行くことに。フリープランで支払いは往復の交通費とホテル代だけ。かなりお得なプランなのですが･･･ここに来てまたコロナが増えてきたりと心配事も。それでも内心ワクワクしているのです。