お茶でも飲みながら

日々の暮らしの出来事や思ったこと感じたことなど思いつくまま綴ってみます。

こころのおそうじ

コンビニで本を買うなんて滅多にないのですが、何故か目に留まった文庫本

「こころのおそうじ(たかたまさひろ著)」つい手に取ってしまいました。


心を掃除するってそんなに私の心は汚れているの?と自虐的に突っ込みをいれながら、でもスッキリした気分になりたいなと思い読んでみました。


初めて聞く著者は私より一回り年下で肩書きは執筆業とか。36篇の短い文章で構成されているので気が向いたところから読むこともできそうです。なるほどねと思うこともあれば、それはちょっとと突っ込むところもありましたが・・・最後のページを引用すると


〈心がイライラ、モヤモヤしてちらかっているときは、まず不要なものは捨て去って心をすっきりさせましょう。心に必要な栄養素は「なにがしたいか」と「何ができるか」このふたつだけ、ほかのものはいっさい必要ありません。自分の心から湧き上がる声に耳を傾けてみてください。〉


何かさあ、このくらいのことなら私にも言えるかなあなどと不遜なことを思ってしまった。回りくどくいろいろ言ってるけど、本質はシンプルなんですよね。


きっと私がもっと若くて色んなことに傷ついたり、振り回されたり、不安を感じているなら素直に「そうなのか」と納得できたかもしれません。


でもこの年になると、他人と過去は変えられないし、なるようにしかならないのよねと達観というか諦念というかの境地。できるだけ穏やかな気持ちで機嫌よく暮らしていきたい、周りの人への感謝を忘れず健康でいきたい、ただそれだけ。


こういう生き方の指南書みたいな本はもういいかなと思った次第です。