お茶でも飲みながら

日々の暮らしの出来事や思ったこと感じたことなど思いつくまま綴ってみます。

読了「お探し物は図書室まで」「正しい女たち」

本を読むのは好きですが、ダラダラといつまでも読み終わらないのもあれば、あっという間に読み終えるのもあります。単純に面白くて途中で止められないという感じかな。最近の後者はこちら


右側の「お探し物は図書室まで」(青山美智子著)は心がほのぼのする一冊


いろんな不安や悩みを抱えている人々が訪れる町の小さな図書室。そこの司書さんの最初の一言は「何をお探し?」


ちょっと人生につまづきかけた彼らの話を聞いて素敵な本それも予想外の本を選び、可愛い付録までつけてくれ、結果的には彼らの背中を押してくれる。本のセレクトと登場人物の変化が何とも絶妙で面白かったです。


彼女(司書)は今の私にならどんな本を選んでくれるんだろう?その本でどんな変化が起こるんだろう?なんて思ったらワクワクしてくる。そういえば遠い昔、司書という職業もいいななんて思ったことがあったっけ。


もう一冊は「正しい女たち」(千早茜著)普段はちょっと目をそらしがちなプライドとか嫉妬、性とか老いとかそういうものをモチーフにした6つの短編集。さらっと読めるけど色々と考えさせられる内容で私としては面白かったです。


改めて見ると表紙もステキ。電子書籍もいいけれど、私の場合やっぱり紙の本に軍配が上がります。