裁判員日記 その5
裁判員になって三日目
様々な証拠や被害者、証人、被告人の尋問を終え今日は論告と弁論
まず検察官が「論告」と呼ばれる意見陳述を行い、最後に「○年の刑罰を科するのが相当である」との意見(求刑)を述べました。
さすがに緊張する瞬間で、胸がドキドキしました。
次に弁護人が「弁論」と呼ばれる意見陳述を行いました。事実に関する双方の意見は初日の冒頭陳述とほぼ同じ内容かなあ
最後に被告人から「最終陳述」があって今の思いが述べられ、法廷内での弁論手続きは終了
このあとは評議室で裁判官と裁判員で評議を行いました。
こんなイメージ さすがに今はひとつのテーブルではなく、距離をおいて一人ひとつの机
(長机)に互いの顔が見える形で座りました
ちなみに四日目と五日目もずっと評議です。
法廷に出るときはスーツにネクタイの男性陣も評議のときは少しラフな格好で参加してました。(私も少し楽な格好で)
三人のプロの裁判官は二十年以上のキャリアをもつベテランもいれば、まだ三年目というフレッシュな裁判官もいました。
私たち裁判員も(男女半々)年齢も職業もバラバラで、多分考え方や価値観も違う人ばかりだと思います。
そういう普段なら会わない人たちが一堂に会して意見を述べ合うのは私には新鮮でした。
裁判官の方も上から目線の意見を言うのではなく、同じ立場で率直な意見や感想を語ってくれたと思います。
後半になれば少しは距離も近づき、休憩時間には裁判官になったきっかけとかプライベートな話を聞いたり・・・
裁判官って三年おきくらいに全国的な転勤があって、今も単身赴任してる方が多いとか、
キムタクのドラマの頃はやたら検察官になりたがる人が増えたとか、興味深い話もたくさん聞けました。 続く
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